投稿

tribox contest 2021 前半期 第2節 3x3 FMC 思考過程 (21moves)

  今回のトリコンでは、21手が出ました。割と良い記録なので気まぐれに思考過程を書いていきます。  まず、スクランブルと解答です。 scramble: R' U' F D U F2 L2 R2 U' B2 U' R U' R F D2 L2 D B U' R2 F2 U' R' U' F solution: R L F L D B' F U F D L2 F2 R2 D2 B2 D' B2 D2 L2 D' B2 (21moves) R L F L // EO (4/4) D B' F U F // DR (5/9) D L2 F2 R2 D2 B2 D' B2 D2 L2 D' B2 // finish (12/21)  実はこの解答は、開始10分足らずで見つかりました。見ての通り、NISSもインサートもしておりません。一応その後もEO探索は続行しましたが、良さげなのが見つからなかったので、30分以上残して切り上げてしまいました。  では、思考過程を追っていきます。まずはノーマルでEOを確認します。FB軸はbad edgeが10個なのでパス。RL軸は6つで、そのうち4つがR面にあるので、R* L F L*で4手EOが見つかりました。  まずR L F Lから探索。1手でDR-XeYcになればよかったのですが、見つからなかったので2手も許容。D Bとすると、UD軸DR-2e3c。しかもBをB'にすると、セットアップが完了し、そのままF U Fで9手DR(=採用DR)の完成です。 scramble: R' U' F D U F2 L2 R2 U' B2 U' R U' R F D2 L2 D B U' R2 F2 U' R' U' F R L F L // EO (4/4) D B' // DR-2e3c (2/6) F U F // DRtrigger (3/9)  しかし、コーナーが悪いので、(この時は)探索をやめてR' L F Lルートに向かいました。  こちらもおなじくD B' F U Fで9手DR。しかしこちらもコーナーが良くなかったので...

DR修行中の修行日記

  こんにちは、kzyといいます(読み方は想定していません)。FMCしかできない者です。  これは、 FMC Advent Calendar 2020 の16日目の記事です。ちょうどFMCのWR singleの日付、という とてもしょうもない 理由でこの日付を選びました。  昨日の記事は、ろーだいさんによる こちら 。日本でFMCが普及したのが比較的最近だというのを聞くと、自分たちが上級者から様々なテクニックを学べるのが本当に幸運なことだと実感させられます。  明日の記事は、神として有名なうえしゅうさんによる「 なんかやった 」だそうです。日本初&唯一の神でいらっしゃる方ですからsub God's numberを期待しましょう。 自己紹介(自分語り)  このような記事を書く機会もあまりないので、自己紹介(自分語り)をします。まあまあ長い&つまらないのですっとばして下さい。  スピードキューブを始めたのは2018年の秋頃です。丁度今までキューブ歴2年くらいですね。ルービックキューブ自体は、その前にも何度か揃えられるようにはなっていたのですが、本格的にスピードキューブとしてやるようになったのはこの頃からでした。初めてかった競技用キューブのなめらかさに、とても興奮したのを覚えています。現在は手入れをしていないGAN356XSの引っかかりに憤りを覚える始末。  初めての大会はJapan Championship 2019でした。参加種目は3x3のみ。この頃ao100が11秒強でしたが、初めての公式記録がao5 12.94で微妙な気持ちになったのを覚えています。この頃は、多分割等の他の種目も、他のキューバーと繋がるSNS等もしていなかったので、初めてキューブの集まりに参加し、こんなにもたくさんのキューバーがいるのだと知って驚きました。  年が開け、人生2回目の公式大会、Kanazawa Open2020に参加しました(高校受験2週間前だったというのは秘密)。この頃は、4x4や3x3OH等、3x3以外の種目もある程度は練習していたので、2x2を含めた4種目全てに出場しました。  この頃は既に3x3のao100はsub11していたのですが、緊張のためかao5 11.76という記録に。4x4は逆に緊張が上手く働いたのか、当時の平均が55秒くらいだったのに、初...

CFOPで本気FMC

  こんにちは、kzyと申します。名前の読み方は想定しておりませんので申し訳ありません(何の話)。  この記事は FMC Advent Calendar 2020 の12日目の記事です。企画・運営をしてくださった、たむそんさんとうえしゅうさん、楽しい記事を書いて下さるキューバーの皆さんに感謝。  昨日の記事は、まっしゅさんによる こちら の記事です。自分は全種目erの対義語のような存在なので、なんでもできる方々を尊敬しております。  明日はトリコンで 17手 ←(゚Д゚)ハァ?を出したことで有名な Rkid氏の記事 です。mo3 sub25を目指すとのことで大いに期待!  今回はタイトルにあるとおり、普段はDR(= ドミノ・リダクション の略。FMCに用いられる解法の一種 )しか使わない私が、CFOPでFMCをしてみました、というものです(一回やってみたかったというのは秘密)。  この記事の目的の9割は自己満足ですが、残りの1割は、FMCのハードルを下げることにあります。FMCでしか使われないような、複雑なテクニック(NISS、コミュテータインサート、DRなど)を使わなくても、それらしい記録が出せる、ということを感じてもらえればいいなと思っております。  意識したことは、なるべくたくさんのパターンを試すこと、あまりスピードソルブに使わないような手順も試すこと、そして何よりラッキーを引くことです。そのため、一応はC→F→O→Pという順番には従っているものの、「これはもはやBBやないかい!!」と言われると何も言い返せません。悪しからず。  ちなみに、この記事で紹介されている解答は、私の本命解答(制限時間内に全力で提出した解答)ではありません。私の本命解答(&本命記事)は 16日の記事 で公開しますので、そちらも是非ご覧下さい。  それでは、各試技の解説へ移ります! ※以下の記事は、スクランブルをU面白F面緑で施した標準配色で進んでいきます。その他の配色の方々は面倒かもしれませんが、その都度読み替えてください… 1試技目 scramble:R' U' F R2 U R2 U F2 L2 D' R2 U B2 U' L' U F' L R2 D' F' L' R D' R' U...

tribox contest 2020 後半期 第17節 3x3 FMC 思考過程 (20moves)

  今回のトリコンでは、自分としては初めての20手が出たので、気まぐれに思考過程を追っていきます( PBは19手 なので、2ndPBです)。 scramble:R' U' F D2 B D2 F' U2 B' L2 B D2 L' R2 F R D' B R2 F D R' U' R' U' F  まずいつも通りノーマルでEO確認。 R D' B'からはU'としてDR-2e4cとなり、D2 L R2 F2 R'でセットアップし、U' B2 Uで早速12手DR発見。コーナーが難しく、DR-2e4c後もスイッチしてみましたが、上手く繋げられず。  D' R B'からはLとしてDR-4e4c。スイッチして、D2 B2 D L2 U2 D R'で11手DR。ペアも少ないですが、知っているCF手順が使えるので保険DRとして残しておきます。  RL軸EOはぱっと見で5手以上かかるなと思ったので、すぐさまUD軸EOを確認。D*[R,B']U(*は時計回りでも反時計回りでも可、[ ]は交換可能の意)で、4通りの4手EOを得ますが、どれも際立って良いDRは得られず。D B' R UはEOの時点でDR-4e4cとなっていたので、スイッチしてみたが微妙。  続いてインバースからのEO調べ。FB軸でU L B'とすると、2x2x1が出来ている上、DR-2e4c。以下UとしてRL軸DR-4e4cもありましたが、コーナーが難しく、EOの時点でスイッチしてみることにしました。  スイッチしてみてこれはびっくり。1手でセットアップ可能。なんとB2 L' U2 Lとして7手DR完成。8手以下のDRはあまり頻繁に出会えるものではなく、その上すでに大きなブロックがたくさんあり、しかも自分の知っているCF手順が使えるケースだったので、本当ならば他のケースを全て確認してから戻ってくるべきところ、自分のスケルトン作りの下手さも考え、EO調べを止めてスケルトン作りにまわってしまいました。  さて、ノーマルで続行し、スケルトンを作ります。DR後、D F2とするとわかりやすいのですが、このDRでは、コーナーがU面D面それぞれで隣接交換されてい...

初めてのsub神

  先日、FMCerとしての目標の一つだった、PBsingle sub20(=sub God)を達成しました。とても嬉しかったので、思考過程を書いていきます。  まず、普通の解答解説です。 scramble:  R' U' F D2 F2 U L2 F2 U L2 D L2 U2 R2 F L U' R2 B' D U' R F2 R' U' F L' D2 B' R // EO (4/4) (F2 B' D' B') // DR (4/8) (D') [U // HTR (2/10) B2 U2 R2 F2 L2 U D F2 D2 B2 U'] D // first solution (12-2/20) replace [ ] with: D L2 D2 F2 L2 U' R2 U2 R2 U2 R2 (-12+11/19)  では、思考過程を追っていきます。  まずはいつもどおりノーマルでFB軸EOを見ました。B面にbad edgeが3つあるので、B R2 U' Fとしますが、ここからDR-◯e◯cに持ち込めず没。Bからのスイッチは後回しにして、キューブをもとの通りにして(=F' U R2 B'して)RL軸EOを見ました。  L面にbad edgeが3つ。L'としてからD2 B' RでEO完了。ラッキーなことにDR-2e3cではありませんか!B2 U2 D F' U FでDR完成。コーナーがあまりよくないのでDRトリガーの前にL2を挿入してみましたが、こちらも微妙。10手と11手なので保険DRにします。EOの時点でDR-2e3cなので、スイッチしてみることにしました。  スイッチ後、これまたラッキー。1手でセットアップできます。F2 B' D' Bとして8手DR完成。さらに、最後のBをB'にすると、かなり良いコーナーのケースになります。例えばここから、D F2 L2 Uとするとコーナーが揃います。  トリガーに戻り、B' D' B'から、D B2 U2 D2 R2 Uで2e2e。ここまで僅か14手。しかも、最後のUをU2にしてF2 L2 F2 L2...

DRを使おう(後編)

  今回は、 DRソルブの後半、DRトリガーの後からフィニッシュまでに用いられるテクニックについて解説していきます。  ちなみにこの記事は、 DRを使おう(前編) の続きです。この記事の続きという体で話が進んでいくので、まだ読んでいないという方はそちらも是非見ていって下さい。  それでは本題に入ります。この記事で扱う解法とテクニックは、以下の通りです。 ・ブロックビルディング(Block Building) ・コーナーファースト(Corner First) ・スライスインサーション(slice insertion) ・HTR(Half Turn Reduction) それでは、実例を交えて解説していきます。 Block Building  DRにおけるBlock Building(以下BB)とは、コーナースケルトンやコーナーとエッジのスケルトンを作って、インサートで揃えることや、インサートなしでフィニッシュすることを指します。DR後に、c/eペアやブロックがたくさんあるときは、少ない手数で3cに持ち込めたり、2c2cや5cが16手前後に収まったりすることがあります。  ただ、普通のBBと異なり、回転に制限があるため、普通に2×2×2→2×2×3というふうに拡張することはあまり多くありません。多くの場合は、E層を無視したスケルトンをつくり、インサートの前後でE層を調整するなどしてスケルトンを作ります。  また、DRでは180度回転が非常に多く、これはピュアコミュテータとのキャンセルがあまり期待できません。稀に、R2 U L2 U' R2 U L2 U'といった、DRムーブだけのコミュテータが特大キャンセルを起こすことがありますが、普通のBBと比べ、キャンセルはあまり期待しないほうが良いでしょう。私の場合は、DRのコーナースケルトンは、保険スケルトンや保険解答にすることが多いです。  実例を見てみましょう。まずはインサートなしフィニッシュの例です。カッコ内はインバースでのムーブです。 scramble: R' U' F U R' B2 U2 R B2 U2 L B2 L2 U2 F' D2 L' F2 D' L F' D R' U' F (B2 F' D' L...

DRを使おう(前編)

 こんにちは。 kzy といいます。FMCしかできない者です。  最近のFMC界隈では、専らDomino Reduction(以下DR)なるものが使われ、コンピュータや神でなくとも平均25手前後を出すことが可能(?)になりました。実際私は(DRを身につけるまではDNFしまくりましたが)DRのおかげでao12sub25することができました。それほどまでに、DRは非常に強力なテクニックであり、現在のFMCerには欠かせないテクニックになっています。  しかし現在、日本語で書かれたDRの解説は非常に少なく、DRを学ぶには、英語で書かれたドキュメントを読むことを強いられます。そこで、このブログを開設して解説してみようと思ったのです(激寒)  追記: 日本語で書かれたDRについての記事は、Ramiさんによる アドカレ記事 (内容が簡潔なので長い記事を読みたくない方にはおすすめ)、たむそんさんの ブログ (DRに使われるテクニックや思考過程中心。DRに慣れてからがおすすめ)などがあります。こちらも併せて読むと、より一層理解が深まると思います。  ただ、英語を読むことが苦ではないのなら こちらの素晴らしいDRの解説 を読むことを強くおすすめします。  この記事を読むにあたって、まず基礎知識として、FMCのブロックビルディングで使う様々なテクニック(NISSやインサーション、EOなど)は既知のものとして扱います(ブロックビルディングで平均して40手を切れる程度には、慣れていて欲しいところです)。ナニソレオイシイノ?という人は、以下の記事をお読み下さい。 http://wrcc.main.jp/commentary_fmc/fmc/index ↑FMC始めたらまずこれを読め(ふーみぃさんによる神記事) https://uesyuu.com/blog/?p=28 ↑EOについての記事(AsR holderうえしゅうさん(神)によるEOについて詳しく書かれた記事)  また、以下の解説では標準配色を使います。その他の配色の方は、やや面倒ですが、その都度読み替えて下さい。 ※このブログは、不定期で修整やreplaceが行われたり、内容がインサートされたりします。また、簡単に修整がきくので、不明な点や、分かりにくい点があれば、気兼ねなく ツイッター やコメントまでご連絡下さい。 DRとは...