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初めてのsub神

  先日、FMCerとしての目標の一つだった、PBsingle sub20(=sub God)を達成しました。とても嬉しかったので、思考過程を書いていきます。  まず、普通の解答解説です。 scramble:  R' U' F D2 F2 U L2 F2 U L2 D L2 U2 R2 F L U' R2 B' D U' R F2 R' U' F L' D2 B' R // EO (4/4) (F2 B' D' B') // DR (4/8) (D') [U // HTR (2/10) B2 U2 R2 F2 L2 U D F2 D2 B2 U'] D // first solution (12-2/20) replace [ ] with: D L2 D2 F2 L2 U' R2 U2 R2 U2 R2 (-12+11/19)  では、思考過程を追っていきます。  まずはいつもどおりノーマルでFB軸EOを見ました。B面にbad edgeが3つあるので、B R2 U' Fとしますが、ここからDR-◯e◯cに持ち込めず没。Bからのスイッチは後回しにして、キューブをもとの通りにして(=F' U R2 B'して)RL軸EOを見ました。  L面にbad edgeが3つ。L'としてからD2 B' RでEO完了。ラッキーなことにDR-2e3cではありませんか!B2 U2 D F' U FでDR完成。コーナーがあまりよくないのでDRトリガーの前にL2を挿入してみましたが、こちらも微妙。10手と11手なので保険DRにします。EOの時点でDR-2e3cなので、スイッチしてみることにしました。  スイッチ後、これまたラッキー。1手でセットアップできます。F2 B' D' Bとして8手DR完成。さらに、最後のBをB'にすると、かなり良いコーナーのケースになります。例えばここから、D F2 L2 Uとするとコーナーが揃います。  トリガーに戻り、B' D' B'から、D B2 U2 D2 R2 Uで2e2e。ここまで僅か14手。しかも、最後のUをU2にしてF2 L2 F2 L2

DRを使おう(後編)

  今回は、 DRソルブの後半、DRトリガーの後からフィニッシュまでに用いられるテクニックについて解説していきます。  ちなみにこの記事は、 DRを使おう(前編) の続きです。この記事の続きという体で話が進んでいくので、まだ読んでいないという方はそちらも是非見ていって下さい。  それでは本題に入ります。この記事で扱う解法とテクニックは、以下の通りです。 ・ブロックビルディング(Block Building) ・コーナーファースト(Corner First) ・スライスインサーション(slice insertion) ・HTR(Half Turn Reduction) それでは、実例を交えて解説していきます。 Block Building  DRにおけるBlock Building(以下BB)とは、コーナースケルトンやコーナーとエッジのスケルトンを作って、インサートで揃えることや、インサートなしでフィニッシュすることを指します。DR後に、c/eペアやブロックがたくさんあるときは、少ない手数で3cに持ち込めたり、2c2cや5cが16手前後に収まったりすることがあります。  ただ、普通のBBと異なり、回転に制限があるため、普通に2×2×2→2×2×3というふうに拡張することはあまり多くありません。多くの場合は、E層を無視したスケルトンをつくり、インサートの前後でE層を調整するなどしてスケルトンを作ります。  また、DRでは180度回転が非常に多く、これはピュアコミュテータとのキャンセルがあまり期待できません。稀に、R2 U L2 U' R2 U L2 U'といった、DRムーブだけのコミュテータが特大キャンセルを起こすことがありますが、普通のBBと比べ、キャンセルはあまり期待しないほうが良いでしょう。私の場合は、DRのコーナースケルトンは、保険スケルトンや保険解答にすることが多いです。  実例を見てみましょう。まずはインサートなしフィニッシュの例です。カッコ内はインバースでのムーブです。 scramble: R' U' F U R' B2 U2 R B2 U2 L B2 L2 U2 F' D2 L' F2 D' L F' D R' U' F (B2 F' D' L'